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カレーの甘口。

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以前、全否定派でしたが最近は全くそんな事無く甘口アリ派です。その点、某カレー屋さんのカレーを食べてみたことに端を発します。


そちらのカレー屋さんでは砂糖と福神漬の汁を大量に入れて濃厚で甘めなカレーに仕上げる事にある意味「驚き」でした。甘みを出す行為はフルーツやチャツネ、色々と方向性はあるとは思いますが一直線に甘さをコレでもか!って程追求してる点に一部分共感が持てました。福神漬汁は捨てるだけなのでカレーに入れた方が利益率も上がる。ウチは福神漬が無いので分かりませんが理屈は分かります。売れてるから問答無用、支持されてるって訳です。リスペクト。


ウチが同じ事をするのでは無く色々なステージがある事を見つけた時点で興味が湧く事。当店と方向性が違うけど、お客様から支持されているって事は需要がある事。ウチも中辛、辛口じゃ無く甘口もアリなんじゃないか?と思った切っ掛けでした。


甘みはバナナとオレンジ、リンゴ、一時期モモとチャツネは特別な物を使い随分と悩んでた時期もありました。最近では旨味の甘さを特に重視、例えばタマネギの炒め時間から煮込みに移る場合、時間を測りながら追求しております。甘さだけ捉えれば「砂糖」のドーピングを取り入れれば?と端的に思いますが、17年目のカリヒオ、自分なりのルールでソレちょいと違うんじゃないかなとも思うんです。



バナナでもシュガーポットが出てる物と若いものでは甘み旨味の出方は全く違う訳でタマネギも同様です。トマトも。季節によって致し方なく時期物を使う際には逆算して仕入れ早く熟成させる方法をウチでは取ってますが、他所でも当たり前のようにやってるとかと思います。全てバランス良くカレーを作れるならば、極論オカズなんて必要なく優秀な具材が溶け込んだ究極はカレーソースだと思うんです。押し引きが重要ですが、そんな気持ちでカレーを作ってます。ソースも味わって頂ければ幸いです。



話がずれ込んでしまいましたが、甘めにして欲しいってご意見は尊重させて頂きメニューにはございませんがウチで出来る限りお客様にとっての甘めのカレーをお作りさせて頂くことは可能です。以前はお断りさせて頂いてたのですが、最近作ってみてコレならお客様にご提供出来るな、と結果付しました。よろしくお願いします。



✪イートイン(注文時)、テイクアウト(電話注文時)、Uber(お手数ですが備考欄に甘めと記載お願いします)出来る限りお好みのカレーに近づけて作らせて頂きます。







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